11月11日と12日の2日間、海への熱い想いを持ち、社会を変えるムーブメントの源となる“熱源”と呼ばれる人材が一堂に会する「熱源サミット 於 出雲神在月」が島根県出雲市で、初めて開催されました。
初日は、ワークショップ「北尾洋二の持続可能な熱源の未来」を開催。
様々な地域再生プロジェクトに携わってきた北尾さんが進行役となり、議論を展開すると、熱源メンバーたちはそれぞれが抱えている課題について、1分間でプレゼンテーションを行いました。
島根県 隠岐の島でエコツアーを行う 深谷治さん
「ツアーのお客さんが海ごみを回収することに力を入れている」
また、全国から集まった熱源が4・5人ごとにチームを結成し、お互いの課題解決やアイデアの実現に向けて、活発に意見交換をしました。
そして翌日、チームごとにこれまでの取り組みを踏まえて、次に実現したい活動や事業を1時間という限られた時間のなかでディスカッションしました。
千葉県からは、山武市で海水から塩づくりをしている山路由美子さんが参加。
議論の末、メンバーそれぞれの強みを生かした商品案を発表しました。
福井県 脱プラスチックの商品づくりに取り組む 野坂昌之さん
「私たちは“海を未来に引き継ぐ”というテーマで商品開発を行うことにした。その商品名は『バドンジュース』という」
猛暑の中で働く農家や子どもたちに塩を入れたジュースを大麦のストローを使って飲んでもらおうというコンセプトで、ネーミングには“海を次世代につなぐ”という意味を込めました。
ほかにも、離れている人同士がごみ処理の状況を共有できるアプリや環境教育をゲームで楽しくするなど、様々なアイデアが飛び出し、サミットは盛況のうちに幕を閉じました。