パラリンピックの正式種目としての採用を目指す障がい者サーフィンの大会が、いすみ市の太東海水浴場で5月に行われます。大会を主催する日本障害者サーフィン協会が12日、千葉県庁で記者会見し、5月18日にいすみ市の太東海水浴場で障がい者のサーフィン=アダプティブサーフィンを開催すると発表しました。
国内では初開催で、ハワイなど海外で行われている国際大会と同様に、医師や看護師、レスキューなどのスタッフを会場に配置して万全の態勢を整えるということです。代表理事を務める阿出川輝雄さんは「自分も障がいを抱えているが、楽しく生活できる環境をつくりたい」と話し、大会を開催する意義を強調しました。
アダプティブサーフィンは腕や足を失ったり、体に麻痺がある障がい者にサーフィンを楽しんでもらおうと始まったスポーツです。協会は車いすでも不自由なく砂浜に立ち入れる環境の整備やパラリンピックへの正式種目への採用も視野に活動をしていきたいとしています。