海苔作りの伝統を知ってもらおうと18日、千葉県船橋市の小学生が「海苔すき」に挑戦しました。
船橋漁港で行われた「海苔すき」体験には、船橋市立田喜野井小学校3年の児童52人が参加し、漁業関係者らの手ほどきを受けながら、伝統の海苔作りに挑戦しました。
今ではほとんど見ることができない「海苔すき」は、海苔簀の上に置いた木枠に生海苔を流し込み、形を整えて乾燥させ、海苔を作るものです。
形を整える作業は一見簡単そうに見えますが、熟練の技が必要で、児童たちは、均等に海苔を広げようと何度もやり直すなど、「海苔すき」の難しさを実感していました。
体験会に協力した船橋市は「この体験を通して、次世代を担う子どもたちが漁業に携わってもらえれば嬉しい」と話しています。
18日に天日干しされた約100枚の海苔は、児童らが家に持ち帰りおにぎりなどにして食べるということです。