南海トラフ地震の注意情報が出されている中でのお盆休み。
皆さんはどう過ごしているのか、千葉県一宮町の海水浴場で取材しました。
訪れた人は―
「(海は)楽しい」
「毎年、夏休みに海に来ていて、家族と一緒に来た。やっぱり暑い」
「いつもと変わらず穏やかで楽しく過ごせている」
家族連れを中心に観光客が集まっていた一宮海水浴場。
監視員によりますと、この日は台風の影響で波が高く、岸から沖に向かう波「離岸流」も確認されたため、海水浴ができる場所を制限するなど、安全対策が取られていました。
そして、南海トラフ地震の臨時情報について、一宮町も防災対策推進地域の1つとなっています。
海水浴場では、丘の上の避難場所への経路を確認するよう、アナウンスを1日10回程度流すなど、地震・津波対策も取っていました。
こうした中でのお盆休み。海水浴客からは、臨時情報についてさまざまな声が聞かれました。
訪れた人は―
「(お盆の過ごし方への影響は)あまり気にしていない」
「一応ガソリンは満タンにして、何かあったときのためを考えて準備した。あとは注意しながら楽しく過ごせたら」
「防災グッズをそろそろ買わなくてはと話はしている、何を買ったらいいかわからず、まだ買えていない」
また、この場所で16年ほど、海の家を開いているという店主は不安な胸の内を次のように話しました。
海の家の店主は―
「津波が来てしまったらどうしようもない。“怖い” というのが第一印象。経験していないが、昔の話を見たり、聞いたりすると相当なエネルギー。もしそうなったら逃げるということが第一条件。ここでは物では被害を防ぎようがないから逃げる、それだけ」