3D技術を活用し、海洋生物の研究をおこなう「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」。
2024年度に参加した4期生の研究発表会が、3月28日(金)に東京都港区で開催されました。
最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、物事を深く追求できる人材の育成を目的としたプロジェクト。
このプロジェクトに研究生として参加しているのは、全国から集まった熱意ある中学生たちです。それぞれが約8か月かけて、海洋生物の研究と3D技術の習得をしてきました。
千葉県からは当時中学1年の山之内沙月さんが参加しました。山之内さんは、ヴァイオリンとピアノが得意ということから音を出す魚「ホウボウ」について研究し、その内容を発表しました。
山之内さん
「資料の少ない発音筋について調べ、今回はその場所について製作しました。CTスキャンの画像や3Dモデルのアプリを使って(発音筋の場所を)確定しました」
山之内さん
「発表が終わって安心したのもあるのですが、4期生のみんなと会う機会が減ってしまうのがさみしいと思いました」
3D主任講師 吉本大輝さん
「今後高校に行ったり、大学に行ったりすると思いますが、いろんな場所で3D技術を求められる場面が多いと思います。そんなときにみなさんが中心となって3Dで新たなイノベーションを起こしてもらえるとうれしいなと思っています」
海の専門家たちによるサポートで、研究論文を書く力が身に付くのと同時に、3Dモデリング技術も習得でき、さらには研究仲間も増えるこのプロジェクト。
今年度も研究生の募集が予定されています。気になる方はぜひホームページをご確認ください!
▽海洋3DスーパーサイエンスプロジェクトHP
https://kaiyo-3d.y-artfactory.jp/