大網白里市に市内2番目となる新たな津波避難施設が完成し、19日、落成式が行われました。災害弱者に心強い“築山”に期待が高まります。
大網白里市四天木に完成したのは、市内で2番目の津波避難施設となる「南四天木築山」です。19日の落成式では、金坂昌典市長や市議会議員ら約30人が参加し、テープカットが行われました。
築山は海岸から約750メートル離れた地点に建設され、頂上の避難スペースは海抜10メートルの高さがあります。
高齢者や障がい者などいわゆる災害弱者も登りやすいようスロープが設置されているほか、ソーラーパネル式の電灯が8基ついていて夜間でも電力の心配はありません。
また、約100平方メートルの広さがある避難スペースには、非常食などを備蓄する防災倉庫やテントとして使用できる東屋、板を上げればかまどとして使えるベンチなどが設置されていて、最大100人が一夜を過ごせるということです。
近隣に住む人は「この地域は結構年を取った方が多い。だからこういうスロープがあると逃げ遅れた人が助かりますよね」
「電気もありがたいですよ。やっぱりいい施設をつくっていただきました」
大網白里市 金坂昌典市長「住民の命を守る砦として二つ目が完成したのは大変嬉しく思います。これを使わないことが一番だが普段は市民の人に憩いの場として使っていただいていざというときには逃げて頂くという形でやっていければなと思います」