海の恵みと命の大切さを小学生たちに学んでもらおうと、17日、野田市で魚をテーマにした課外授業が行われました。
この授業は、海の魚を陸で育てて水産資源の大切さを学ぶ、日本財団の陸養プロジェクトの一環で行われました。
野田市立関宿小学校では、5年生の児童が去年9月から水槽で育てているヒラメの稚魚が18センチほどの大きさに育ち、今後どうするかをみんなで話し合いました。
授業ではもっと大きく育てたいといった意見や育てた以上食べたほうが良いなどの意見が出され、命に感謝した上で食べるという結論に至りました。
関宿小学校では去年12月、2匹のヒラメが水槽を飛び出して死亡するアクシデントがおきましたが、子供たちはそれに向き合い、命を育む海の偉大さや海洋環境美化などの大切さを学びました。
参加した児童
「これからも“いただきます”や“ごちそうさま”をきちんと言って魚を食べたい。」
「最初は育てるだけかなと思っていたがどんどん愛情が出てきて掃除などがするのが楽しくなってきた。」
「ごみで資源を失っているのでそのようなことを無くしていきたい。」
NPO日本養殖振興会 齊藤浩一代表理事
「命を大切にするのが基本だが、海の恵みを我々人間がいかに大切に守り活用していくかを学んでもらいたい。」