誰もがロマンチックな気分に浸れるロマンスの聖地として、旭市が千葉県内で初めて「恋する灯台のまち」に認定されました。日本ロマンチスト協会は今年6月、旭市にある飯岡灯台を県内初となる「恋する灯台」に認定しました。今年度はこの飯岡灯台を含め計11基の灯台が新たに認定され、「恋する灯台」は全国40自治体の計42基となりました。
飯岡灯台の立つ刑部岬は九十九里浜や「東洋のドーバー」と言われる屏風ケ浦が見渡せる県内屈指の景勝地です。日本ロマンチスト協会は小柄で可愛らしい灯台のフォルムや太平洋から立ちのぼる朝日、房総半島に沈む夕日など灯台から望む情景の数々が恋する2人の時間を演出するのに相応しいと認定の理由を説明しています。
14日は日本ロマンチスト協会の波房克典会長が旭市役所を訪問し、明智忠直市長に「恋する灯台のまち」の認定証を手渡しました。
波房会長が「飯岡灯台を観光資源として活用してほしい。サポートします」と述べると、明智市長は「恋する灯台を前面に出しながら観光振興を図りたい」と応えました。
日本ロマンチスト協会波房克典会長「日本では灯台に触れることが旅の目的にならないので、灯台に行こうと誘われたらドキドキする文化をつくれたらいい」
旭市明智忠直市長「恋する灯台プロジェクトの皆さんから認定をいただいたので、これを機会に旭市が日本中に広まっていくと楽しみにしている」
なお、日本ロマンチスト協会は灯台を“ふたりの未来をみつめる場所”としてロマンスの聖地とするとともに新たな観光資源として地域活性化につなげようと、2016年から日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、「恋する灯台」認定の取り組みを続けています。