千葉県銚子市の「犬吠埼灯台」が、国の重要文化財に指定されることになりました。これにより県内の重要文化財の建造物は、29件となります。
国の文化審議会は、16日、「犬吠埼灯台」など18件の建造物を重要文化財に指定するよう、萩生田文部科学大臣に答申しました。
「犬吠埼灯台」は、明治7年、1874年に初めて点灯した高さ31メートルのレンガ造りの灯台で、北太平洋航路のための最初の灯台として、日本の近代海上交通史上、高い価値が認められると評価されました。
今後、官報での告示を経て正式に指定されれば、県内の重要文化財の建造物は29件となります。
今回の答申を受け、銚子市の越川信一市長は、「重要文化財指定をきっかけに、犬吠埼灯台をこよなく愛する市民とともに、犬吠埼灯台の価値を掘り起こし、磨き続けてまいります」とコメントしています。