7月28日に千葉県に最も接近した台風12号。千葉県内では計3人が重軽傷を負ったほか、定置網が壊れるなど約2億2600万円の被害が出ていたことがわかりました。
千葉県のまとめによりますと、千葉市稲毛区で80代の女性が風にあおられて転倒して足の骨を折る重傷を負ったほか、館山市と香取市で男女2人が頭に軽いけがをしました。
また、鴨川市では高波の影響で住宅1棟の壁に穴が開く被害が出ています。
一方、30日午後3時現在で、漁業への被害は南房総市で2億円、館山市で2千万円、鋸南町で600万円の計2億2600万円に上っています。いずれも定置網が破損するなどした被害で、漁船や港の陸上施設などへの被害は現在調査中としています。
農作物や農業施設への被害は確認されていないということです。