千葉県いすみ市では7月18日、水上バイクの事故を未然に防ごうと、警察などが利用者に対し、指導と取り締まりを行いました。
水上バイクを巡っては、一部の利用者の危険な操縦が全国的に問題となっています。
いすみ市の夷隅川河口付近では、水上バイクの利用者が多くみられるため、横転や接触事故を未然に防ごうと、いすみ警察署と勝浦海上保安署、それに地元消防が初めて合同で指導と取り締まりを行いました。
この活動では、約30人の職員が地元のマリンショップを訪れ、利用者の免許証携帯の有無や、水上バイクに改造がないかなどを確認しました。
一方、河口付近の海岸では、海上保安署の巡視艇が監視にあたったほか、警察もボディーボーダーらから水上バイクの危険な操縦を見たことがないかなど聞き取りを行いました。
警察や海上保安署では、今後も監視や指導を続けていくということです。
いすみ警察署 田中龍士 署長
「水上バイクは事故が起きた場合、人が水中に投げ出され、溺れたりけがをした場合、陸に上がることが困難。また、水上バイクと遊泳中の人が(接触)した場合、遊泳中の人は溺れ死んでしまう危険性もある。正しくルールを守った上で、安全に楽しく運転していただきたい」