海との関わりや地域の誇りを子どもたちに伝え語り継ぐことを目的に2018年に発足した「海の民話のまちプロジェクト」。
日本中に残された海にまつわる民話を親しみやすいアニメなどで表現し、その民話に込められた想い・継承・教訓を語り継いでいます。
活動5年目となる2022年は千葉県など15のエリアを「海ノ民話のまち」として認定し、そこに伝わる民話をアニメーション化。
千葉県からは南房総市に伝わる民話「竜王の子の約束」が選ばれました。
海と日本プロジェクト 地域リノベーター 柴田英知さん
「竜王の子が間違って漁師の網にかかってしまうんですけど、それを助けてあげるとそこから天気で漁に出るべき時を知らせてくれるようになり、漁師たちも豊漁を喜ぶ。すごいざっくり言うとそんなお話なんですけど、海と気候との関わりや海の中に住む未知の生物との関わり方が学びとして内包されているお話だと思う。アニメ化したくなるほど魅力的なお話がこの地域にあるということを感じてもらいたい。その上でアニメを見てもらってこの地域の海洋文化などに興味を持ってもらえれば嬉しい」
南房総市 石井裕 市長
「昔話が語り継がれている意味というのは先人の方々が知恵や教訓などを語り継ごうという想いが根底にあると思う。その想いを我々が受け継ぎ次世代に伝えていくうえでこのプロジェクトは意義のあることだと思う。子どもたちにこのアニメを通じて想像力を膨らませるような楽しみ方をしてもらいたい」
制作する15のアニメーションは公式サイトで公開する予定です。