8月19日と20日の二日間、県内に住む小学生を対象とした 海と日本PROJECT in 千葉県のオリジナルイベント『千葉の海っ子調査隊』が開催されました。
調査テーマは”サバ”。全国有数のサバの水揚げ量を誇る千葉県ですが、近年はその漁獲量が減少しています。千葉の海に一体何が起きているのか様々な体験から房総の海を調査します。
調査隊が向かったのは館山市。
最初に開かれた講義では、サバの漁獲量の変化、海水温上昇による影響などを学びました。
命の恩恵を感じてもらおうと開催されたのは、サバの調理体験。最初はおっかなびっくりサバに触っていた子どもたちも美味しく調理できたことで、より魚に親しみを感じたようです。
一日目最後の目的地、吉田商店では千葉の名物水産加工品、鯖節削りにチャレンジ。滅多に出来ない体験を楽しんでいるようでした。
二日目は、サバ漁師により講義からスタート。
サバを獲る漁法 定置網漁や、漁を行っていて感じる海の変化について伺い、続いて行われた実験では汚れた水の浄水作業に挑戦。一度汚れた水は中々きれいにならないことを知り、海の環境を守る心がけの大切さに気が付きました。
そんな海の環境を守る為に様々な取り組みが行われていることも学び、最後は実際にシュノーケリングで海の中を観察。
海をより身近に感じ、海が抱える問題を自分事ととして感じられる体験になったようです。
二日間の学びから、海の環境の変化でサバの漁獲量が減少していることを知った子どもたち。
自分たちの気付きを後日記事にまとめ、そこから海洋環境改善の為に自分たちに出来ることを考えていました。
参加した子供たちーーー
「水を浄化するのがあんなに大変だとは思っていなかった」
「ゴミはゴミ場箱に捨てたいし、無駄なゴミを減らしたい」
「(海の環境改善に一役買う)アマモが今どうなっているのか家族や友人に教えたい」
「サバが食べられなくなるのは嫌だから海を守る取り組みをしていきたい」
子供たちが海の魅力に触れ、海の恵みに感謝し、その環境を守っていくことの大切さに気付けたイベントになりました。
(モーニングこんぱす 9月6日放送分より)