8月17、18日の2日間にわたり開催された学習イベント「千葉の海っ子調査隊!~海苔と江戸前オイスターの秘密を探れ~」。
小学校5、6年生がフィールドワークをとおして、豊かな海を守るためにできることを考えます。
調査するのは千葉で養殖されている”海苔”と”牡蠣”。養殖の現状や海の環境についてなど学んでいきます。
最初に訪れたのは「君津市漁業資料館」。
東京湾や伝統のノリ養殖について講義を受け、生のノリを板状に加工する”ノリつけ”も体験しました。
体験した小学生はー
「思っていたよりも生のノリを平らにするのが難しかった」
続いて訪れたのは「新富津漁業協同組合」。
千葉ブランド水産物に認定されている牡蠣”江戸前オイスター”を養殖しています。
こちらでは江戸前オイスターの特徴や養殖方法など教えてもらい、実際に船に乗り沖にある牡蠣の養殖場を見学しました。
調査隊が書いたノートを見てみると、ノリの生産量と漁業者が減少したことなど、カキ養殖をはじめた背景までしっかりと学んだようです。
この日は水質浄化実験からスタート。
実験から汚れた水をキレイにしていく大変さを感じ、水質の悪化が海に与える影響を認識しました。
続いて行われたのは東京湾の環境や漁業アマモの講義。
東京湾の特徴や環境の変化、生息している海草”アマモ”の重要性を教えてもらいました。
講義をうけた小学生はー
「赤潮や青潮が出ているということを知って海の環境を守っていかなければならないと思った」
フィールドワークの最後には、SUPに乗りアマモ観察を行いました。実際にアマモを手に取り間近で見る貴重な体験となりました。
今回の体験で子どもたちが何より学んだのは”海を守る大切さ”。海は自分たちにとっても身近な存在だと感じたようです。