数多くのサーファーが良い波を求めてやってくる千葉の外房エリア。そこで活躍する海の匠がいます。
CHPシェイパー 中村 大輔 さん
「ここの海に合うようなサーフボードをデザインして、シェイプしている」
海の匠、中村大輔さん。職場は老舗サーフショップの自社工場で、サーフボードを制作しています。
中村さん
「ブランクスと言ってサーフボード(ショートボード)の原型」
「乗る相手に対して『体重は何キロですか?』『どういったサーフィンをしたいですか?』と聞き、相談しながら厚さ・長さを決めていく」
サーフボード作りには大きく3つの工程があります。
原型のブランクスから形を削り出す”シェイピング”。
色付けや強度を高めるコーティングをする”グラッシング”。
コーティングの余分な樹脂を削る”サンディング”です。
中村さんはシェイピングを担当しているシェイパー。どんな思いを込めて仕事をされているんですか?
中村さん
「(サーフィンをした)帰り道に『きょう良かった!』と思ってもらえるサーフボードを提供することがまず一番」
「さらに、五十嵐カノア選手などが僕の板の上に載ってみたいと思うような、大会に出るマシンみたいなサーフボードを作ろうと努力している」
「しかし、皆がスポーツカーのようなボードに乗らなくても、ゆるく乗って楽しめるサーファーもいるので、そういったカテゴリーのサーフボードも少しづつ取り入れて作っている」
「まだまだ、進化している最中」
匠がシェイプするサーフボードは、これからも海を楽しませてくれるでしょう。
(モーニングこんぱす 9月29日放送分より)