パラサーフィンの世界選手権で、初出場ながらも見事、優勝を果たした、池上凪選手が1月26日、千葉県の熊谷知事を表敬訪問し、その喜びを報告しました。
千葉県庁を訪れた池上凪選手は2023年11月、アメリカ、ロサンゼルスで開催されたISA世界パラサーフィン選手権の「WOMEN STAND1」のクラスで優勝しました。
池上選手は浦安市出身の32歳で、2012年に交通事故で大けがをし、それ以来、右腕に障害があります。
その池上選手がサーフィンに出会ったのはわずか5年前で、現在はいすみ市を拠点に仕事や育児の合間を縫って練習に励んでいるということです。
熊谷知事は「障害のある人もない人も、千葉の海でサーフィンを楽しめる、そうした機運を盛り上げて頂いた」と述べ、功績を称えました。
池上選手は今後について、2024年9月開催の健常者が参加する全日本選手権での優勝を目標に掲げたほか、パラサーフィンを追加競技として検討している、2028年のロサンゼルス・パラリンピックへの出場にも意欲を見せました。
池上凪 選手
「パラリンピック競技としてサーフィンが入ることになればぜひとも出たい。そのためには練習を惜しまずに頑張りたい」