日本財団が推進する、海と日本PROJECT CHANGE FOR THE BLUEの一環として全国各地で開催されているスポGOMI甲子園。
全国大会を前に千葉県大会で見事優勝した、敬愛学園高校と磯部高校の合同チーム「バドピンポン」が千葉市の神谷市長を表敬訪問。千葉県大会の感想や、全国大会への意気込みなどを話しました。
チーム バドピンポン
「豊砂公園はごみが落ちているようには見えかったが、拾ってみると橋の下などにたくさんごみが落ちていたので、ポイ捨てなどに注意していきたい」
「歩いていて気づかない場所や険しい道などの、人目がつかない場所にごみが多くある」
「ごみが無いほうが嬉しいのに今ではごみがあると嬉しい複雑な心境で、ごみ拾いの楽しさにのめり込んでいる」
「スポGOMI甲子園では質より量を意識して、優勝を目指して頑張るぞ!」
千葉市 神谷 俊一 市長
「ごみ拾い活動自体は地域活動でも広く行われているが、競技性が加わっているので長く続けられる要素があると思う」
「また、高校生が環境問題に深く考えるきっかけになっているのではないか」
そして迎えた全国大会当日ー
各地の予選大会を勝ち抜いた強豪チームに続いて、「バドピンポン」も凛々しい表情で入場。競技エリアのどこにごみが多そうかじっくり作戦を練ります。さあ、狙いをつけたら・・・いよいよスタート!
大会の舞台は、スカイツリーのすぐ近く。ですが、ツリーには目もくれず真剣にごみを探します。
やはり多く見られたのは空き缶やペットボトルのごみ、そして煙草の吸殻。道端に落ちているものだけでなく、植え込みなどに隠すように捨てられたごみも見逃しません。
途中、同じ場所に狙いをつけていた埼玉県チームと遭遇!両チーム順調なのか、お互いに膨らんだごみ袋が気になります。
制限時間ギリギリまで粘ってごみを集め・・・いざ計量!
この日高校生たちが集めたごみの総量は、なんと約384キロにもなりました。
そしていよいよ結果発表。
優勝したのは大分県の「東明選抜Ver.2.0」のみなさん。千葉県代表「バドピンポン」は奮闘するも10位でした。
チーム バドピンポン
「雨の中で土地勘の無い東京だったということで諦めそうだったが、最後まで粘り強く制限時間いっぱいまで競技に取り組んだ」
「千葉では川沿いにごみが少なかったが東京にはごみが多かった」
「落ちているごみの種類としては、東京にはペットボトル・カン・ビンが多く、千葉県には可燃ごみが多かった」
「僕たちはまだ高校1年生なので来年、再来年とまだまだチャンスがあると思っている」
「来年以降もスポGOMI甲子園や、スポGOMIワールドカップに挑戦したい!」
高校生たちの活躍について主催者はー
スポGOMI甲子園実行委員 馬見塚 健一 さん
「海洋類の問題が自分たちの生活に繋がっているということを、スポGOMIを通して、ごみ拾いの積み重ねが問題解決の糸口になるということを感じて、環境問題を考えるきっかけになれば良いと思う」
(モーニングこんぱす 11月16日放送分より)