レポート
2025.10.08

高校生たちがごみ拾いで競う『スポGOMI甲子園2025 千葉県大会』 激闘を制し全国大会へ進んだチームは!?

3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全7チームが、制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 千葉県大会』が、2025年9月23日に千葉市で開催されました。

世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(まち)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。

スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催されています。スポGOMI甲子園全国大会は、未来を担う高校生たちが「高校生スポーツごみ拾い日本一!」を決める大会に位置付けられ、各県予選を勝ち進んだチームが出場します。

優勝は千葉黎明高校の「黎明1」 拾ったごみの総量は圧巻の8.12kg!

2025年の千葉県大会には、全7チームが出場。

いずれも初出場チームということもあり、優勝の行方が全く予想がつかない状況で大会がスタートしました。

その中で、「黎明1」チームはスタート地点付近のごみを戦略的に狙い、序盤から一気にリードを奪取。その勢いを最後まで落とすことなく、ごみ総量8.12kg/1,533.5ポイントを獲得し、準優勝チームに202.5ポイント差をつけて、見事優勝を果たしました。

また、オリジナルのデコレーションを施した軍手でオリジナルアイテム賞にも輝いた、「恋焦がれるかわちい乙女の集まり♡」チームは、1,021ポイントを記録し3位入賞。オリジナルアイテム賞とのダブル受賞となりました。

千葉県大会で集められたごみの総量は37.97kg

千葉市の中心部に位置し、まちの人々の憩いの場である千葉市中央公園。子供から大人まで多くの人が訪れる場所の裏には、驚くほど多くのごみが…。競技がスタートすると多くのチームがまず公園内のごみ拾いから始めました。

参加者の1人は、「だれでも自由に使える場所だからこそ、一人ひとりが自分ごととしてごみ問題に向き合わなければならないと思う」と語りました。

海洋ごみの約8割は、陸(まち)から流出しているとされています。海に近い地域だけの問題ではなく、日常生活のなかでひとりひとりが意識を高めることこそが、海洋ごみ問題への貢献につながるのだと強く感じさせられる場面でした。

優勝チーム「黎明1」コメント

「チーム戦ではあるものの、参加したチームのみんなで一緒にごみ拾いをすることができてよかったです。まち中にこんなにごみが散乱していることは、少し驚きました。今回参加したことをきっかけに、ごみ問題に対する意識が強まったと思います」
「11月に東京で行われる全国大会では、千葉県代表として優勝を目指し、今後はスポGOMIワールドカップの出場も目指して頑張りたいと思います」

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