レポート
2024.03.27

『公開シンポジウム「海ノ民話」から学ぶもの』 3人のプロフェッショナルが民話の未来を討論!

 2024年3月25日、都内で開かれたのは 『公開シンポジウム「海ノ民話」から学ぶもの~作家・芸人・学者の視点から~』。

 民話を通して海との新たな関わり合い方を考えるシンポジウムで、全国各地に残る海にまつわる民話、海の民話の価値や活用法などについて語り合いました。

 日本昔話学会委員 久保 華誉 さん
「昔話好きな者としては、生の人の声で伝えることも大切にしてほしいと思う」

 

 このシンポジウムで登壇したのは、作家・芸人・学者という立場の違う3人。
 昔の人にとって民話がどんな存在であったのか・現代の私たちに何を伝えてくれるのか、さらに民話を新たに作ることの可能性・次世代に引き継ぐ方法についてなど、それぞれの視点から意見を交わしました。

 

 お笑いコンビ「Aマッソ」 加納 さん
「アニメーションの技術については時代が出ていて、民話のストーリーを伝えるにはこの絵のほうがいいと思う」

 

 小説家 永井 紗耶子 さん
「世界で共通するようなテーマ性が民話の中にあると思う、そういうものを見つけながら自分の創作活動に生かしたい」

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 海と日本PROJECTの一環で行われている、『海ノ民話のまちプロジェクト』では、2023年度に25本の海ノ民話アニメーションを制作
 民話を”アニメ”という技法で多くの人たちに伝えました。

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 公益財団法人 日本財団 海野 光行 常務理事
「(海ノ民話アニメーションには)自分の心に響くものが必ずあると思う、それを他の人たちにしっかり伝えてもらいたいと思う」
「それが海の民話を繋げていくこと・海を身近に感じられるきっかけになると思うので、そういったところを頭の片隅に入れて、海ノ民話アニメーションを見てもらえるとありがたい」

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