2022年10月29日、千葉市中央区にある千葉調理師専門学校で「日本さばける塾in千葉」が開催され、千葉県内の小学5~6年生8人とその保護者が参加しました。
魚を捌いて料理を作ることを通して、海への親しみを深めてもらおうというイベントで、今回は千葉県産のアジとサバを使った料理を作ります。
料理を教えるのは千葉調理師専門学校の市川德好先生。
今年も子どもたちが喜ぶレシピを考案してきました。
まずは先生が作り方をレクチャー。
魚を捌くだけではなく、野菜の火の入れ方や飾り付けなど、料理が楽しくなる説明に、子どもたちは目を輝かせていました。
そしていよいよ子どもたちも挑戦。
親子ともに慣れない魚捌きに苦戦しながらも、先生や専門学校の学生に指導を受けながら、見事2品の料理を仕上げました。
千葉調理師専門学校 市川德好 講師
「普段家庭で子どもが魚をさばくこと以前に親が魚をさばく・食べる機会が少ないので、きょうの体験を通じて普段魚を触る機会のない親子が、魚をさばくという調理を通じて会話できたのはすごく良かった」
完成したのは野菜の旨みとトマトソースがアジとよく合う「アジと彩り野菜のクレープ包み」と、スパイスが香る「サバのタルト カレー風味」です。
一生懸命自分たちで作った料理にみんな大満足の様子でした。
また、海水温の変化や海洋ゴミ問題など、魚たちが暮らす海の環境についても学びました。
子どもたちに感想を聞くと・・・。
参加した子どもたちー
「いつもスーパーなどで切られた魚しか買っていなかったので、海の自然の豊かさを感じ取りながら魚をさばいたことなど、きょうの経験を活かしながら(今後も)魚を切ってみたい」
「海では色々な問題が起こっていることを知れた。私たちが協力して海を助けないといけない」
千葉調理師専門学校 市川德好 講師
「温暖化によって海の豊かさがなくなり魚が棲む環境が変わって、魚がなくなるんだという話をできたので、さばくというところから環境の問題まで家庭の中で話題につながってくれれば」