2月9日(日)、千葉県館山市「里海博 2025」が開催されました。
「里海博 2025」は地域の自然を守り、後世に残す方法をみんなで考えることを目的としたイベントです。
NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団 理事長 竹内 聖一さん
「若者や子どもたちが地域の自然に関わったり、自ら考えたりすることはすごく重要だと思う。今回のイベントも若者たちが活躍できる場のひとつと位置づけている」
NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団は2004年の創立以来、館山市の沖ノ島を中心に、様々な自然体験から学ぶ「環境教育プログラム」を実施してきました。2024年、創立20周年を迎え、長く活動を重ねてきた中で、自然環境の変化を肌で感じていると竹内さんはいいます。
NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団 理事長 竹内 聖一さん
「例えば、海の中の海藻が無くなる”磯焼け”がおこったり台風の発生で沖ノ島だけでなく地域の森の木が倒れてしまったり…。その他にも、まちの人口が減ったり、耕作放棄地があったりなどいろいろな課題が出てきた」
「こういった地域の課題にも目を向けなければいけないことも活動の柱になってきた」
この日、行われたイベントでは地域の環境を語る「環境座談会 みんなで語る地域の森・里・川・海」や、学生たちによる「若者が語る森・里・川・海 環境に関わる取り組みを発表会」を開催。
参加者たちにとっては 、”今”自分たちの身のまわりにある自然の”未来”を考える機会になったようです。
NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団 理事長 竹内 聖一さん
今後の課題と活動方針についてー
「海だけに関わらず、他の分野で活動しているみなさんや行政・企業、いろいろな人たちと関わりを持って活動していくことが今後すごく重要になってくる。グローバルな問題ではあるが、ローカルで活動していく重要性が増すと思う。そういったことを踏まえながら、地域の自然環境をどう守っていくかが今後の課題」
まずは一番身近な自然を守ることが地球環境改善への第一歩。
竹内さんは今後もさまざまなイベントや活動を通じてこの想いを伝えつづけます。