水難事故を防ごうと、千葉市美浜区の幕張の浜で、7月20日、海上保安部などによる合同パトロールが行なわれました。
幕張の浜は遊泳禁止になっていますが、2018年から4年連続で、高校生を含む若者5人が遊泳中に溺れて亡くなっています。
このことから、この浜で水難事故が起きないよう、2021年から夏休みを前に合同パトロールを行なっていて、は県や警察、海上保安部など5つの機関から13人の関係者が参加しました。
パトロールでは幕張の浜に遊びに来た若者に、遊泳禁止の理由が書かれたリーフレットを配り、「ここでは4年連続で若者が亡くなっている。危険なので海で泳がないでください。」などと呼びかけ、この海岸の危険性を訴えていました。
千葉海上保安部 航行安全課 前畑如宏 課長
「このような浜は監視員がいない、海自体も“離岸流”、沖に流れる潮であったり複雑な波が発生する。このようなことで、この海は泳ぐという意味では非常に危険な海域になっている。海で泳ぐ際は必ず監視員のいる救助体制が整った海水浴場で泳ぐようお願いしたい」