千葉県産の農林水産物の輸出活性化を目的に、11月6日、千葉市内で会議が開かれ、県や生産者などが意見を交わしました。
県の農林水産物輸出活性化検討会議は、煩雑な輸出手続きを施設内で完結できる成田市場が本格稼働したことや海外の輸入規制の緩和などを踏まえて、県が2024年度以降の取組方針を策定するため、関係機関と意見を交換しようと開きました。
委員は、漁業や農業の生産者や流通業者を中心とした16人で構成され、オブザーバーとして成田市場長や農協、漁協関係者らも参加しました。
会議は冒頭以外、非公開で、県によりますと、会議では、県産品の輸出の現状を共有したうえで、他県の先進事例や県産品の優位性、課題などの調査をどのように進めるか、また、県の取組方針を検討する上での方向性について話し合われました。
この中で委員からは、「成田空港や成田市場を生かす、県ならではの取組みにしてほしい」といった声や、「輸出拡大には生産基盤の強化も必要になる」といった意見も挙がったということです。
なお、県は、2023年度中を目途に取組方針を策定する予定です。