海と日本プロジェクトin千葉県実行委員会は、2022年8月20日(土)、21日(日)に千葉県内の小学生19名を集め、「江戸前ちば海苔広め隊」を結成し、海苔を徹底調査しました。
本調査は、海苔養殖の現状・課題、海苔がどうやって作られるのかを学ぶほか、漁師飯を作って海苔の風味を体験するなど「海苔」をテーマにした体験型学習プログラムです。
前編では千葉県でも有力な海苔産地の富津で千葉県の海苔作りの歴史と海苔の生産方法を学んだり、海苔加工場にて海苔すき体験をしたりと盛りだくさんでしたが…今回子どもたちを待ち受けるものとは!?
【前編はこちら】
2日目は千葉市内にあるウェザーニューズ社を訪問し、近年の気候の特徴と海の関係について学びました。
ウェザーニューズ社では24時間365日交代で、500人以上の気象のプロが世界の気象状況を監視しており、日本だけでも約2,500社と取り引きをしている業界最大手の気象情報会社です。
海苔の種を育てる頃は、台風が来たり、急に暖かくなったりと不安定なので、海苔が病気にならないよう天気を見ながら注意して育てていることを学びました。
子どもたちは天気を予測し伝えることで、海の仕事をする人たちを守ってきたことを学び、感心していました。
また、プランクトンが大量発生し赤潮が発生し、養殖に影響が出てしまうことも学びました。
豊かな海を守るために、普段からごみを拾いたいと子供たちは発言していました。
最後にチバテレ本社にて、2日間の体験プログラムを通じて学んだことを班ごとに分かれて、新聞記事にしました。
千葉日報の新聞記者の方を講師に迎え、記事(文章)の作成のコツやレイアウト、写真の選び方を教わりながら作成しました。
自身で学んだことを周りの友達と話し合い、意見を集約して新聞づくりを進めていました。
また、江戸前ちば海苔を使ったメニューレシピを班ごとに考え、発表しました。
海苔の風味を活かす相性の良い食材はないか、それぞれがアイデアを出しながら考えをまとめていました。
・江戸前ちば海苔の昔ながらの作り方を体験することが出来て楽しかった。江戸前ちば海苔そして千葉の海を守っていくために、千葉の海苔を積極的に食べていきたいと思いました。
・千葉の海が汚れることで海苔の養殖に影響が出ていることを学んだので、日常からゴミを見つけたら拾っていきたいと思いました。