レポート
2025.03.12

東日本大震災から14年 鎮魂と復興への願いに包まれた1日

 東日本大震災から14年。
 千葉県内でも甚大な被害を受けた旭市は3月11日、犠牲者への鎮魂と復興を願う祈りに包まれていました。

 東日本大震災の津波などで、県内では22人の尊い命が犠牲となりました。

 このうち旭市では死者が14人、いまも2人が行方不明となっています。

 旭市三川にある重蔵寺では、震災で犠牲となった人たちを弔おうと、慰霊の法要が執り行われました。

 参列者の中には、津波で最愛の夫を亡くした宮内三代子さんの姿がありました。

 「14年はあっという間だった」と振り返った宮内さんは、「こうして毎年、法要を行ってくれて本当に感謝している」と話していました。

 一方、旭市横根にあるいいおかユートピアセンターでは、地震が発生した午後2時46分に行政防災無線のサイレンが響き渡り、旭市の米本弥一郎市長らが黙とうを捧げました。

 そして、慰霊碑の前に用意された献花台に、一人ひとりが犠牲者への鎮魂と復興への願いを込めて花を手向けていました。

 報道陣の取材に応じた米本市長は次のように述べました。

旭市 米本弥一郎 市長
「14年経ったが、改めて行政として市民の生命・財産を守っていかなければいけないという思いを新たにした。被災者・ご遺族の皆さんは、悲しみを心の底に沈めて日々暮らしていると思う。そういった方々にできるだけ市として寄り添っていきたい」

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