多古町の神社で60年に1度行われる伝統のお祭り、「神幸祭」が3月8日行われました。
松崎神社の神幸祭は1606年に始まり、60年ごとの丙午の年に行われていて、国の無形民俗文化財「房総のお浜降り習俗」として指定されています。
8日午前、松崎神社で出社祭を終えた一行は、匝瑳市の野手浜海岸に場所を移し、神輿が海岸に出て潮水を浴びる「お浜降り」に臨みました。
海岸では、威勢のいい太鼓や篠笛が演奏される中、法被姿の担ぎ手たちが海に入って神輿を揺らし、集まった人たちは五穀豊穣や無病息災を願いながら、60年に1度のお祭りを見守っていました。
松崎神社の神幸祭は今回が8回目ですが、前回の様子を知る人も少なく、過疎化で担い手も減る中、地元の人たちが5年前に実行委員会を立ち上げ、2日がかりだった日程を1日に短縮するなど、簡素化を図りながら準備を進めてきました。
実行委員長の飯田良一さんは、「地域の人たちが改めてつながるきっかけになった。次の60年に語り継いでいってもらいたい」と話しています。