千葉県いすみ市にある「大原漁港」。ここで次々に水揚げされているのは『天然トラフグ』です。
漁師歴34年の睦栄丸の船長 滝口 守弘さんは、このトラフグの漁獲量が昔と比べて増えたといいます。

陸栄丸 滝口 守弘 船長
「2016年ぐらいから徐々に釣れはじめてきた。当時から比べると今はきっと10倍近くになっている」

千葉県全体でトラフグの漁獲量をグラフでみてみると、2016年頃から段々と増加していることがわかります。そして、2024年には過去最高となる52.2トンを記録し、その内の約70%を夷隅地域が占めています。
漁獲量増加の要因として、県で2015年から行っている「稚魚の放流」が挙げられます。

また、県水産総合センターは2025年春頃まで続いていた黒潮の大蛇行により、千葉県近海の海水温が上昇したことでトラフグの生息に適した環境になっていったのではないかと考察しています。

こうした中、県では2025年にいすみ市大原のトラフグを「千葉ブランド水産物」に認定しました。

地元に店を構えて約40年の「割烹かねなか」では、トラフグを使った新たなメニューを生み出しました。

割烹かねなか 中村 一俊 店主
「町おこしみたいな部分がすごくあって、何かメニューとして出せるかなと考え昨年から”究極のいすみ天然トラフグ定食”というメニューを始めた」

割烹かねなか 中村 一俊 店主
「外海で波が強い所で泳いでいるので、身がしっかり引き締まっている。筋肉質な部分が特徴として第1位」
「刺身などにすると、すごく身の締まりや歯ごたえなど抜群にいいかなと感じる」
新名物の『天然トラフグ』。大きな期待を寄せています。
割烹かねなか 中村 一俊 店主
「いすみは観光が少し弱く、お客さんが年々年々、少なくなっている。トラフグは食材が強いので、そこをどんどん推してお客さんに来てもらえるのように頑張っていきたい」
陸栄丸 滝口 守弘 船長
「孫の代まで、という形で残していければ漁師だってみんな助かるだろうから、持続できれば一番良いなと思う」
「”西の下関・東の大原”みたいになれば一番良いかなと考えている」
