豊かな海の恵みに親しんでもらおうと、千葉県富津市で11月4日、地元の小学生たちがマダイの稚魚の放流を体験しました。
富津市の大貫漁港では4日午後、マダイの稚魚の放流が行われ、地元、大貫小学校の5年生の児童30人が参加しました。
児童らは、体長約8センチに育った稚魚を透明のケースに入れて観察したあと、放流を体験。
漁港の岸壁から大海原に旅立った、約150尾の稚魚たちに「大きく育ってね」などと声援を送っていました。
放流を体験した児童は-
「マダイの稚魚が大きくなって、みんなの食卓に届けられるようにと思って放流した」
「マダイが大人になって、ちゃんと育てばいいなという感じで放流した」
マダイの稚魚の放流は、2027年の秋に県内で開催される「全国豊かな海づくり大会」の機運醸成の一環で、大会の実行委員会などが開催したもので、関係者によりますと11月2日の銚子漁港を皮切りに、今後は千葉県内各地でリレー形式による放流事業が行われる予定だということです。