千葉県のノリの生産量の8割を占めている富津市で、2025年もノリの種付け作業が始まりました。
富津市にある新富津漁業協同組合では、11月中旬のノリの生産に向けて、10月5日から種付け作業を行っています。
種付け作業はカキの殻に付いた糸状の胞子を水車の回転を利用して網に付着させるもので、漁師たちが手際よく作業を進めていました。
種付け作業を終えた網は海水温が下がる10月20日ごろまで冷凍保存して、その後、海へ張り出し、例年通りであれば11月、新ノリの収穫が始まる見込みです。
富津市や木更津市などで穫れる県産のノリは「江戸前ちばのり」と呼ばれ、香り高く旨みが強いのが特徴です。
県漁業協同組合連合会によりますと、2025年のノリの生産量は県全体で例年並みの8000万枚以上を見込んでいるということです。