2050年までに千葉港と木更津港の脱炭素化を目指そうと、自治体や企業などで構成する協議会は3月13日、今後の具体的な取り組みを定めた計画案を取りまとめました。
千葉市内で開かれた協議会には、千葉港と木更津港を管理する千葉県や、隣接する自治体、それに各港湾に拠点を構える企業や団体が参加しました。
計画案では、2013年度に約4700万トンあった二酸化炭素=CO2の排出量を、2030年度に3割削減して約3200万トンに、そして2050年には実質ゼロにすることを掲げています。
また、脱炭素化に向けた具体的な取り組みについて、県はCO2排出量の少ない液化天然ガス=LNGを燃料に使う船などの入港料の減免制度の検討や、水素ステーションの導入を進めるとし、企業や団体側は、電気自動車の導入や照明のLED化、それにCO2排出量を抑えた航空燃料=SAFの製造などに取り組むとしています。
計画案は3月末に策定され、2025年度からは、専門部会を立ち上げ、計画の促進に向けて検討を進める方針です。