千葉県旭市の人たちは、震災から14年目のきょうをどのような思いで迎えたのか。
いまだに癒えぬ傷や震災の記憶を風化させないという思い。
街の声を聞きました。
旭市民は―
「津波でやられちゃって屋敷が全部だめになった。地震があったときは銚子にいて、銚子から戻るときにちょうど津波があって、姉さん夫婦が亡くなって。何かあると(当時を)思い出してしまう」
「最近はポツポツと家が建つようになってきて、当初に比べたら少し増えている気がする。でも空き家とか空き地になっているところはかなり目立つ」
「(被災の)苦労を知っているけど、辛いという部分がお互いに言えなくて一人で考えすぎる方もいた。やっぱり14年はある程度冷静になれる、抑えて話ができると思う」
「14年だが、その時のことはすごくよく覚えていて、もう14年たったんだという感じ。正直言ってあの頃よりも記憶はだんだん薄れているので忘れちゃいけないと思う」