千葉県君津市の子どもたちに、かつて行われていた地域の産業を知ってもらおうと、海苔養殖について学ぶ特別授業が2月6日に行われました。
君津市は、県内で海苔養殖発祥の地とされていますが、工業地帯の形成により現在養殖は行われていません。
そこで、君津市は地元の産業や歴史を知ってもらおうと、海苔養殖が盛んな隣の木更津市で授業を開催し、君津市立貞元小学校の4年生が参加しました。
児童たちはまず、工場で海でとれた海苔が洗浄や乾燥を経て商品に加工される流れを見学し後、昔ながらの「海苔すき」を体験。
漁師からコツを教わりながら、升で海苔をすくってのりすき台へ流し込み、苦戦しながらも自分だけの海苔を完成させました。
君津市の担当者は、「地域の歴史を知るとともに、自然を守る大切さにも気づいてほしい」と話しています。
参加した児童はー
「海苔を(海苔すき台に)かけるところが難しくて失敗した。だけど楽しかった」
「もうちょっと海苔を大事にして食べていきたい」