関東で唯一の捕鯨基地を抱える千葉県南房総市で、公共施設の壁に立体的に見えるクジラが描かれ、2月5日にお披露目されました。
クジラの壁画は、道の駅「和田浦WA・O!」に隣接する、和田コミュニティセンター西側の壁に描かれました。
大きさは、たて5.8メートル、よこ5.6メートル、遠近法と陰影、それに色の組み合わせで立体的に見えるトリックアートになっています。
地元出身の会社顧問、野山一巳さんが、地域の活性化のため私財を投じて制作し、市に寄贈しました。
5日は、壁画のお披露目式が開催され、野山さんに石井裕市長から感謝状が贈られました。
野山さんは、「南房総で生まれてクジラを食べて育った。クジラの街らしい新たな観光資源になってほしい」と話し、石井市長も「シロナガスクジラの骨格標本とともに、地域の魅力を引き出す注目スポットになれば」と期待を寄せました。