地域に伝わる昔ばなしを子どもたちに語り継いでもらおうと、千葉市を舞台にした“海の民話アニメーション”が完成しました。
アニメーション「寒川神社と獅子頭」は、かつて海岸線のそばにあった神社の伝説がベースとなっています。
千葉市によりますと、日本財団は全国各地の海にまつわる民話をアニメ化するプロジェクトを進めていて、市が「海の民話のまち」に認定されたことから、市を舞台にしたアニメが制作されたということです。
アニメを制作した日本昔ばなし協会の代表理事、沼田心之介さんから完成したアニメのDVDが贈呈されると、千葉市の神谷市長は「何回でも見たいと思います」と話しました。
アニメーションは千葉市の子どもたちの教材として活用されるほか、1月23日からは動画配信サイトにも展開されるということです。
千葉市 神谷俊一 市長
「大変テンポの良い分かりやすいアニメーションだった。街の歴史を振り返る機会に積極的に活用していきたい」
日本昔ばなし協会 沼田心之介 代表理事
「(千葉県は)海のイメージはあったが、神社の手前まで海があったりとか、それだけ海の重要性が当時は大切にされていて、海がきっかけで街が栄えて大きな町になった、話のきっかけを僕自身も知ることができたので、(子どもたちが)自分の街を誇りに思ってもらうことにつながれば良い」