レポート
2023.11.20

直木賞作家が千葉の灯台を取材!そこで感じた思いとは

 10月上旬、作家の村山由佳さんが千葉県の灯台を訪れました。

 月刊誌『オール讀物』が掲載する灯台をテーマにした連載企画にあたり、取材とテレビ撮影を兼ねて訪れた村山さん。この日は、勝浦市といすみ市の2つの灯台を見学しました。

 

 

大戦時に襲撃を受けていた勝浦灯台

 外房の最東端に建つ勝浦灯台は、大正6年建設。高さ21メートルの灯台です。

 第二次世界大戦時に何度も襲撃を受けていたことが記録されており、現在の姿は昭和58年時に改修された時のものとなっています。

 

 勝浦市 照川由美子 市長
「渚百選に選ばれている鵜原・守谷、そして鴨川・江見、全部一望できます!」

 村山さん
「全部見えるんですね!」

ここで出会い結婚した人もいる太東埼灯台

 続くいすみ市の太東埼灯台は、九十九里浜の最南端に位置する灯台です。

 高さおよそ16メートル、昭和25年に改築・設置され、昭和27年に初点灯。

 その後海岸浸食による倒壊が危惧され、昭和47年に現在の場所へ移築されました。

 

 NPO法人太東埼燈台クラブ 伊藤富士夫 理事長
「ここで出会って結婚した人がいるんですよ」
「通称・太東埼灯台だが、地名を『恋のヴィーナス岬』にしたい」

 

灯台を見て村山さんが感じたこととは…

 前日には、南房総市の野島埼灯台も訪れた村山さん。千葉県内3つの灯台をどのように感じたのでしょうか。

 村山さん
「どの灯台も本当に美しくて海の景色を堪能しました」
「これから先、灯台守か灯台そのものを主人公にしたような物語を書いてみたいと思ったし、かつて千葉に住んでいたがこんなに豊かな海だったんだというのを改めて思い直した」

 

 村山さんが今回取材した内容は、文芸春秋の「オール讀物」・ウェブサイトの「CREA WEB」に掲載されるほか、海と灯台プロジェクトオリジナル番組としてBS朝日にて11月25日(土)13:00~放送される予定です。

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