8月2日、勝浦市の興津自然学園で地元の中学生たちに向けた「海について学ぶ海洋ごみ講座」が開催されました。
勝浦中学校の1年生およそ90名が参加した海洋ゴミ講座。
これは日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト CHANGE FOR THE BLUE の一環として行われ、この日のために用意されたオリジナルの教材を使い、NPO法人 Wake Up Japan代表理事の鈴木洋一さんが講師を務めました。
この教材は海洋ゴミ問題にどのように取り組み、そして広げていけばいいのかを学べる内容になっています。
クイズ形式はグループワークが中心のため生徒達も最後まで意欲的に取り組んでいました。
海洋ゴミ問題の現状について学んだ生徒たちが次に行なったのはビーチクリーン活動です。
先ほどの講座で特にプラスチックゴミが大きな問題になっていると学んだ生徒たち。
海からの漂流物やペットボトル、発泡スチロールなど砂浜に埋もれた様々なごみを照りつける日差しの中、一生懸命拾って行きます。
そして集まったゴミはこちら。
普段から清掃が行き届いているためか大きなゴミはなかったんですが、小さなプラスチックゴミがたくさん見つかりました。
厄介なことにプラスチックゴミは時間が経つと劣化して小さくなっていき、エサと勘違いした鳥や魚などが食べてしまうんだそうです。
そしてプラスチックを食べた魚を知らないうちに私たちが食べてしまうということが起きているんです。
ビーチクリーンの後にはライフセーバー体験も行われました。
知識と実践の両面で海洋ゴミについて学びを深めた生徒たち。
目の前の海そして未来の海は生徒たちの目にどのように映っているのでしょうか。
「海をきれいにするということはね海の生き物だけではなくて自分たちの健康を守ることに繋がりますからね」
「そうですね。夏になると海に行く機会が増えると思うんですけれども遊ぶだけではなくゴミを持ち帰ったりして自分ごとに考えることも大切です」
勝浦中学校1年生の皆さん暑い中本当にお疲れ様でした!