サンゴの死滅など、海の生態系に甚大な影響を及ぼしかねない海洋酸性化をテーマにしたパネルディスカッションが2月2日、都内のホテルで開かれました。
このイベントは、日本財団などによるプロジェクト「Back to Blue」が開いたもので、日本財団の笹川陽平会長は「母なる海を1000年先の未来に引き継げるよう、共に考え行動していこう」と呼びかけました。
海洋酸性化は、大気中で濃度が高まった二酸化炭素が海中に蓄積され起きるもので、会場では、海洋酸性化によって生態系が崩れていく実態などを取り上げたドキュメンタリーが上映されました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、国連の海洋担当ピーター・トムソン特使らが登壇し、地球規模の海洋酸性化の抑制に向けた様々な意見が交わされました。