木更津市の「金田漁業協同組合」。東京湾に広がる盤洲干潟で海苔養殖や潮干狩り場の運営・管理などを行っています。
漁業が運営・管理する「金田みたて海岸潮干狩り場」は、毎年4万人ほどが訪れる人気の潮干狩りスポットです!
金田漁業協同組合 理事 実形博之さん
「最盛期の海苔養殖は、”海苔ひび”という海苔を作る場所が足りないくらい組合員がいた」
そんな金田漁協ですが、平成18年に900人いた組合員が現在は430人にまで減少し、今後の海苔養殖を担っていく後継者も少なくなっています。
金田漁業協同組合 理事 実形博之さん
「一番の原因は漁獲量が減ってきたこと、そして収入が安定していないこと」
漁獲量の減少や不安定な収入、決まった休日がないことなどが後継者不足の原因につながっているそうです。こうした状況を変えるためには、新たな挑戦も必要だと実形さんは言います。
金田漁業協同組合 理事 実形博之さん
「後継者が増えてほしい。そのためにいまやるべきことは、”獲る漁”ではなく”魅せる漁”に変えること」
「潮干狩りをやる前にアサリの生態をみてもらうなど、同じ潮干狩りでも色々なアレンジをした方が良いと思う。そのほかにも喜びや楽しさを感じられることが大切。色々な人とコミュニケーションがとれると楽しい、それが仕事と収益に繋がれば素晴らしいことだと思う」