千葉県旭市内の小学校では12月12日、一足早いクリスマスプレゼントとして、子どもたちに人気の“ある食材”が給食で提供されました。その食材とは…。
旭市立中和小学校の給食に登場したのは…チーズがかおる北海道産のホタテのフライです。
このホタテは、原発処理水の海洋放出を受けた中国の禁輸措置により輸出ができなくなった北海道産の冷凍ホタテを、北海道森町が町内の水産加工会社から買い取り、全国の学校給食に無償提供しているものです。
旭市は、森町への応援の気持ちや、なかなか給食に取り入れられない食材を子どもたちに味わってもらおうと申し込み、市立の保育所と小中学校向けに約5700食分を受け取ったということです。
メニューにはこのほか、北海道の料理として道産食材を使った、昆布の炒め煮といも団子汁もふるまわれ、子どもたちは普段とは一味違う給食にご満悦の様子でした。
児童は―
「特にホタテがプリプリでおいしかった」
旭市第一学校給食センター 石井幸恵 栄養教諭
「ホタテの給食を通して北海道の海の恵みを感じるとともに、ほかの地域の産業や食を知ってもらうきっかけにしたいと思った。大変おいしいという声が多かったのでホッとしている」