2023年5月27日より日本財団と環境省が共同で推進する全国一斉清掃キャンペーン「春の海ごみゼロウィーク2023」が始まりました。
初日となる5月27日、千葉県館山市の北条海岸でプロデザインスタジオと千葉愛の教会による「GO!GO!ボランティア2023」が開催され、約1時間のごみ拾いが行われました。
当日は50人もの参加者が集まり、地元の安房高校の生徒も多く参加しました。
一見綺麗に見えるこの海岸ですが、ペットボトルや缶、漂着した漁網など、目に見えやすいごみをはじめ、細かいプラスチックごみなど多くのごみが落ちていて、この日は合計15袋分のごみが集まりました。
ふるいを使って小さいプラスチックなど砂浜に隠れるごみを探していた高校生はー
「ガラス瓶の破片が多く集まった。綺麗なシーグラスになっているものもあれば、とがっていて危険なものもある。皆が安心して遊べるようたくさん拾って安全を守っていきたい」
安房高校生徒会 大石敦也さん
「北条海岸は、学校の人も多く訪れる憩いの海になっています。今回のような清掃活動を通して、落ちているごみが気になるようになりました」
「学校の授業でも海洋ごみ問題について学び、とても関心を持ったので、今後も継続的に清掃活動に参加するなど、自分にできることを積極的にしていき、地元の海を守って行きたい」
ごみ拾い終了後、海洋ごみを使った海ごみアート作りが行われました。
作られたアートは「ホテル&リゾーツ南房総 ーDAIWA ROYAL HOTELー」に展示されています。
ホテル&リゾーツ南房総 従業員の西澤さん
「ホテルにアートを展示すると、特に子どもが興味を持ってくれることが多いです。子どもが主体的に清掃活動に参加することは難しいですが、アートを通して身近な海にこんなにもごみが落ちているという現状を知ってもらい、興味を持ってもらえたら嬉しいです」