千葉県南房総市の海で炎上したボートに乗っていた男性2人を救出した遊漁船の船長に8月19日、海上保安庁から感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、館山市の自営業・川名正博さんです。
川名さんは2022年6月、南房総市の野島崎沖へ遊漁船「涼宝丸」に乗り、趣味で釣りに出たところ、前の方でプレジャーボートが燃えているのを発見。
急いで「涼宝丸」を燃えているボートの横に付け、ボートに乗っていた40代の男性2人を助け出しました。
横須賀海上保安部長の池田聡さんが「海上保安部だけでは日本の海は守れない。互いに助け合う模範を見せていただいた」と感謝を述べると、川名さんは「助けたい一心でした。感謝状をありがたく頂戴します」と応えました。
海上保安部によりますと、新型コロナの影響で「密」を避けられる海のレジャー需要が高まり、個人で船を買う人が増えているということです。
海上保安部は、船を定期的にメンテナンスするよう呼びかけています。
感謝状を受け取った 川名正博さん
「(Q.海へ出る際気を付けてほしいことは)無理をしないことですよね。天気予報をよく見て釣りに出てほしい」