水難事故を減らすことを目的とする、日本財団 海のそなえプロジェクト。このプロジェクトの一環で行われているのは教育プログラム『カヌスラで海そなえ!』です。
東京都江戸川区にあるカヌー・スラロームセンターで、事前に申し込んだ参加者はライフジャケットの正しい着用方法を学び、海や川を再現した環境で実際に流される体験をしました。
参加者は-
「流された時にどういう姿勢が一番いいのか、焦らずに対応すること、泳げても流れに逆らえないことを学んだ」
年間を通して溺水事故で多いのが落水事故、そしてライフセーバーの救助件数で、約半数を占めるのが離岸流に関連する流れです。落水や離岸流を自ら体感することで事故の予防につながる。これが一番大事なこと。
離岸流に流される体験で終わりではなく、離岸流に抗ってみて敵わないことやライフジャケットを着ていたからできたこと、ということ身に染みて実感し、離岸流に入らないようにする知識として見分け方も教えている。この施設で体験と知識を合わせて得られるのは非常に有益なこと。正しく畏れること、水辺には情報と装備をそなえていくことが大事。