千葉県 熊谷俊人 知事
「子どもの頃、親に連れられて富津市などの砂浜で潮干狩りをしたことを今でも憶えている」
「毎年行くのが楽しみで、たくさん貝を採って、重たいバケツを持って動いたことを憶えている。家族持ってからは、子どもと一緒に内房や外房に行って、毎年のように海に入っている」
Q千葉の海に対する印象は?
「千葉は本当に海の県。海洋立県」
「東京湾のコンビナート地帯も含めた産業都市の港もあるし、美しい海岸線もあれば、海水浴場をしたり、サーフィンをしたりといったビーチとしての海もある。海のいろいろな姿が、千葉県のそれぞれの場所で味わえるというのが千葉の海の特徴」
Q:全国屈指の水揚げ量を誇る千葉県。水産業の面はどう?
「銚子を代表するように、千葉県には屈指の漁業県としての魅力があるので、そうした漁業をこれからも継続していけるような環境をつくっていくということと、漁港をしっかりと充実させていくことで、漁業の振興を図っていきたい」
Q:オリンピック東京2020 サーフォンの競技会場として、世界中から注目されたが?
「(サーフィン会場になった)釣ヶ崎海岸も含めて、外房がサーフィンの聖地であるということは、多くのサーフィンに関わっている人々は知っいたわけだが、オリンピックの歴史上、最初の競技開催地となったということで、広く多くの人々に“千葉県はサーフィンが盛んなんだ”“いい場所があるんだ”ということを知ってもらえた」
「我々はこのことを財産として活かし、サーフィンをスポーツ競技としても、もっとより多くの人々に親しんで頂けるようにしたいし、自然とともに海に親しむようなサーフ文化というものを、一宮町を中心にもっと広げていく。それが私たちにはできること」
Q:豊かな千葉の海を守るためには?
「海岸線であれば、九十九里の砂浜などの自然をこれからもしっかり守って受け継いでいかなければならない」
「海を守るということは、その上流部分の里山や谷津田といった千葉県の自然を活かし、残していくことも、最終的には下流にある海を守ることに繋がっていくので、千葉県の美しい自然を海だけに限らず内陸部を含めて守っていく。それを県民とともに、より活動の輪を広げていくということが、美しい海を後世に残していく重要な流れだと思う」
Q:海と日本プロジェクトに期待することは?
「日本人の、海との切っても切れない関係をより多くの人たちに改めて知ってもらいたい」
「古来より海洋国家として、海洋民族として、私たちは世界のなかでも特出すべき歴史と文化を持ってきたので、改めてそのことを次世代に受け継いでいくために、この豊かな海を守り育てる」
「そうした流れが日本全体で広がってほしいと思うし、なによりその中でも屈指の海の県である千葉県は、その先頭に立つくらいの気持ちで、県民とともにプロジェクトを進める後押しをしていきたい」
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