新たに「海面救助員」に指名された千葉海上保安部の職員たちが8月9日、千葉港で訓練の成果を披露しました。
海面救助員は海に入って、直接、救助にあたる職員で、千葉海上保安部では今回初めて、適性が確認された13人の職員を指名しました。
千葉港では海面救助員による訓練が行われ、海に転落した人を巡視艇に救助するまでの一連の流れを披露しました。
千葉海上保安部によりますと、これまでは巡視艇の上からの救助にとどまっていましたが、今後は組織的な安全管理のもとで海面救助員による、より的確で迅速な救助活動が期待できるということです。
千葉海上保安部 警備救難課 村瀬剛徹 専門官
「この度、私以下、13人の適性確認が終了した。この夏、千葉海上保安部管内でも海面漂流者や、ミニボートの海難事故などが多数予想される。これに対して、しっかりと対応したい。海に出る場合、防水パックに入れた携帯電話を持って連絡手段の確保、救命胴衣などの自己救命策を確保して、安全に楽しく海のレジャーを楽しんで下さい」