脱炭素に貢献する「ブルーカーボン」=海に吸収されていく二酸化炭素のしくみなどを学ぶ特別授業が11月30日、千葉県君津市の小学校で行われました。
特別授業には君津市の周西の丘小学校の5年生の児童約90人が参加しました。
30日は東京湾の海洋生物などに詳しい県水産総合センターの職員らが講師となり、ワカメなどの海藻が二酸化炭素を吸収し地球温暖化防止に貢献していることを説明しました。
子どもたちは東京湾に生息するアラメやアマモなどの海そうの匂いを嗅いだり、感触を確かめたりして楽しんでいました。
最後に子どもたちは、長さ5センチほどのワカメの赤ちゃんを18メートルにもなる長いロープに等間隔で巻きつける種糸付けを体験し、ブルーカーボンについて学んでいる様子でした。
参加した児童は―
「いつもワカメなどはおみそ汁に入っていると思うが、それよりももっとフニャフニャで(ワカメの感触は)絶対忘れることはないし、これが人生のブルーカーボンについての一歩だと思う」
「(ワカメは)スライムみたいな感じだった。いつもはスマートフォンでゲームばっかりしていたが、CO2など学んで電気とか控えてみようと思った」