海面の色が青白くにごる「青潮」が、千葉港周辺で確認されました。青潮の発生は2022年に入って2度目です。
「青潮」は、海底にある酸素の少ない海水が、北東から吹く風で巻き上げられ、海面に出てくるもので、暑い日が続いた後に涼しい風が吹くと起きやすいため、夏場に多い現象です。
千葉県によりますと、7月7日朝、海上保安部より「青潮らしきものを確認した」と連絡があり、県が調べると、船橋港の内側と幕張方面から姉崎航路の北側にかけての広い範囲、合わせて2か所での発生を確認しました。
現在は、陸側から海に向かって風が吹いているものの、風向きが変わると陸地でも異臭を感じる可能性があるということです。
また、海の酸素が取りこみにくくなり、魚が生活しづらくなることから、漁業への影響が出る懸念があり、県は漁港関係者への情報提供をしっかり行っていくとしています。