レポート
2020.09.03

館山の高校生”食の甲子園”に臨む

 高校生がご当地食材を駆使した料理で競い合う「食の甲子園」のエリア大会が開催され、千葉県からは館山市の高校が出場しました。結果は果たして・・・

 「ご当地!絶品うまいもん甲子園」は、全国の農林業や漁業を盛り上げようと、高校生がご当地の食材を駆使したオリジナル料理で競い合う大会です。
 今年は104校・353チームが書類選考に臨み、千葉県からは館山市の県立館山総合高校が書類審査を突破し、関東甲信越の5校のエリア大会に出場しました。

 プレゼンテーションで館山総合高校の生徒たちは、普段の授業で魚が海藻を食べ尽くす磯焼けが南房総の海で起きていることを知り、環境問題の解決や地域振興を目的に、魚の「アイゴ」を食材に選んだことなどをPRしました。

 アイゴにはヒレに毒針があるうえ、独特な臭みがあることから、地元ではその多くは廃棄されていますが、生徒たちは塩水などにつけて臭みを取り除くなどの工夫を重ねて、およそ3ヶ月かけて“館山で漁れた愛ご丼”を生み出しました。

 審査員からは「環境問題のテーマを踏まえて作っているのが良い」などと、着眼点を評価する意見が寄せられました。

 審査の結果、優勝は群馬県の高校で、館山総合高校はあと一歩及びませんでしたが、今後は一般人からの投票をSNSで行う敗者復活戦に臨むということです。

生徒はー
「本当は優勝したかった敗者復活戦で(勝って)全国で優勝して(館山の)みんなの力に応えられるように頑張りたい」
「アイゴという魚もそんなに知らなかったし、世間にもあまり広がっていないことなども、これから自分なりに広げていけたらと思います」

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