サーフィンのスポットとしても有名な、千葉県いすみ市大原。
そのすぐそばで酒造りを行う『木戸泉酒造』は、千葉県を代表する老舗酒造です。
今回、この酒蔵が製造する日本酒銘柄の一つ『afs~アフス~』のラベルを、学生とのコラボレーションで作成するプロジェクトが、地域創生事業に力を入れている企業主催のもと実現しました。
木戸泉酒造 五代目蔵元兼杜氏
荘司 勇人さん
「木戸泉酒造はもともと造り酒屋をやる前から海に関わりがあり、漁業を生業としていました。その漁業がきっかけで造り酒屋を始めたので、海とは切っても切れない縁があります」
「甘み、酸味、ともに通常のお酒の何倍も強くなっていますが、アルコール度数を低く抑えているので、ライト感覚で楽しんでいただけるようなお酒です」
「学生のような若い世代の方たちに、一人でも多く、まずはアフスを知ってもらいたい想いがあったので、今回プロジェクトに参加させていただきました」
ラベル製作にあたり酒造のことを知ってもらおうと企画された「酒造ツアー」やラベルのデザイン会議は、コロナ禍である現状を考慮し、オンラインを活用して行われました。
「海で若者が飲めるお酒」をテーマに、プロジェクトに参加する全国の学生たちがアイディアを話し合い、
千葉県出身のアーティスト、バルサミコヤスさんが、その思いをデザインとして形に。
数回のミーティングを経て、アフスの持つ大人っぽくお洒落な雰囲気と地元の海の優雅さを感じる素敵なラベルが完成しました。
木戸泉酒造 五代目蔵元兼杜氏
荘司 勇人さん
「我々が普段つくるようなラベルとは違った、非常にポップで素晴らしい、若者にうけそうな、楽しんでいただけるようなラベルができたんじゃないかなと思います」
プロジェクトに参加した学生はー
「今回のプロジェクトをきっかけに地元の海の認知度が高まって、大勢の方が遊びに来てくれたらいいなと思います」
完成したラベルが施された日本酒は、御宿町の宿泊施設などで販売されるほか、お取り寄せサイト「わかしおマルシェ!」でお買い物をした方にプレゼントされる予定とのこと。
美味しい日本酒とともに、千葉の海の素晴らしさが、たくさんの人々に届けられるということです。