千葉県内で2023年発生した水難事故は47件に上り、その多くが海で発生していたことがわかりました。
県警によりますと2023年1年間に県内で発生した水難事故は47件で、水難者は53人に上り、このうち死者は半数に迫る23人でした。
水難事故の発生場所別でみますと、海が39件と8割以上を占め、17人が亡くなっています。
県内の外房地域の海は波が高いことに加え、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする際に発生する強い流れ、離岸流が発生する傾向にあります。
外房地域の海の一つ、九十九里町の片貝海岸では2023年9月に、遊びに来ていた大学生3人が海岸から50メートル以上沖に流される事故がありました。
3人はサーファーなどに助けられ無事でした。
海水浴場を訪れる人の数はコロナ禍前までの水準に回復していないものの、増加傾向にあります。
県警は命を守るために、海水浴を楽しむ際は、監視員などの目の届く場所で、安全に遊んでほしいと呼びかけています。