船舶の安全を守る海のみちしるべ、「灯台」の新たな価値を考えるフォーラムが14日、都内で開かれました。
このフォーラムは、灯台の歴史や文化的価値などを掘り起こして、地域活性化につなげようと活動する「海と灯台プロジェクト2021」が2021年1年間の集大成として開いたものです。
このプロジェクトを推進する日本財団の笹川陽平会長が「灯台の存在が日本の将来を再び照らす大きな役割を果たしてくれるのではないかと期待しています」と挨拶しました。
続いて、作家や大学教授など、有識者が参加するトークセッションでは、灯台の歴史や優れた設計技術などについて語り合い、また今後の活用方法については、宿泊施設の併設やカフェの設置、それに灯台の綺麗な風景をSNSで発信してはどうかなど、様々な意見を出し合いました。
三方を海に囲まれた千葉県にも国の重要文化財に指定された銚子市の犬吠埼灯台など多くの灯台があり、観光スポットとしても人気を博しています。